洋服にもしもカビが生えてきたら場所を変えてみましょう
元から湿度の多い場所もある
はい、最近聞いたお話なんですが、お家で押し入れやクローゼットにあるお洋服が、すぐにカビが生えて困るというご相談をお受けいたしました。
そして、お伺いしたお話によると、お家のあった所が元々池のあった場所だったそうで、湿気が上がりやすいとお伺いいたしました。
そんな事ってあるんですかね?
でも、元々水が集まりやすい場所なら、湿気が多くても不思議ではないですよね。
おはようございます、シミ抜き修復師のオノウエです。
地面から湿気が上がるのなら、一軒家の場合には1階がダメなら、2階に保管するのもアリかも知れませんね♪
カビは必ず水分のある所で発生致します
ええ、ようするに湿気のある所にしか存在いたしませんので、水蒸気などすぐに消えてしまう霧の状態ではカビは発生致しません。
ですが、結露で水滴になるとカビが出来るんです。
それは、水にカビが酵素をかけて栄養分を取り入れるからなんです。
カビの酵素は水に濡れていないと反応出来ないから、水が必要なんですね。
今の時期なら、部屋の外の温度と、中の温度差で窓ガラスに結露ができやすいです。
そう致しますとカーテン等に水分がついた場合、換気をしっかりしていないと、カビってしまいますので気をつけましょう。
ちなみに、着物を湿気の多いタンスに入れたまま仕舞っていると、茶色の星の様なシミが発生します。
実際にこのシミの事をホシと言いますが、これもカビなんですね。
カビが生えてこないように気をつける事、ありきたりですがこのような事が4つ挙げられます。
❶空気を入れ替える
100%抑える事は出来ませんが、発生を少なくする事は可能です。
こまめに換気いたしましょう。
❷温度差を発生させない
結露が出るような、急激な温度の差を出さずに、湿度を60%以下に保つ事が効果的です。
❸乾燥剤を使用して定期的に交換する
ホームセンター等で購入が可能です。
乾燥剤に溜まった水は塩化カルシウム(路面が凍結しないように撒くやつです)で強アルカリなので、他に付着しないように注意大です。
すぐに水が溜まるので、定期的に交換しましょう。
❹クリーニング屋さんで服を包んでるビニールカバー等は必ず取る
クリーニング後にはお洋服は袋に入っていますが、これは運搬時に汚れない様にする為の一時的なカバーなので、長期保存に向いていません。
これも、温度差を作り湿気を作る原因となるので、必ず取って下さいませ。
もうすでにカビが生えてしまっている場合には、クリーニングプロショップに『カビ取りのシミ抜きしてね』と言って下さいませ。
別料金がかかると思いますが、クリーニングプロショップなら、現状より良くなると思います。
色は痛んでいてもある程度修正できますが、生地の痛みが激しいと完全には戻らない事もありますので、そこはご了承くださいませ♪
ではでは~
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
-
大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。