買ってからまだ一年なのにダメになったフェイクレザー
※こちのソファーは本革です。
本革とフェイクレザーは違いがあります
はい、実は本革と違い、フェイクレザー(ポリウレタン製品)には寿命があります。
それも、購入してからではなく、製造されてから3~6年で剥がれてきたり、ベトついてきたり致します。
ですので、非常に良くお伺いいたします声が、
『買ってから、まだ一年しか経ってないのに剥がれてきた!』
もう一度言います!
劣化が始まるのは、製造されてからなんです。
例えば、製造されてから倉庫に2年放置していれば、早く劣化するものですと、在庫セールとして売り出しに出て購入後、すぐにダメになってしまうお品物もあるんですね。
ましてや、中古などのリサイクル品ですとアッという間にダメになります。
おはようございます、シミ抜き修復師のオノウエです。
しかも、一度ダメになると元には戻せません。
本革製品は色修正などでお直しする事が出来ますが、フェイクレザーは寿命です。
フェイクレザーはお洋服だけではない
ええ、例えばよくありますのがベルトやソファーやイス等、あと自転車のサドルもそうですね。
基本硬いものほど密度が高いので劣化も遅くなるようですが、お洋服の様な柔らかいものですと寿命は短いです。
ベルトでも、表が本革でも、裏側が合成皮革の場合は、寿命は3~6年です。
本革100%でしたら、もっと長持ち致しますよね、購入時には、下げ札を見てから購入する事をオススメ致します。
フェイクレザー(ポリウレタン)
その特徴はおもに3タイプ
①コーティング
生地の上へ、ペンキの様にポリウレタン樹脂を塗って、見た目は区別がつかないほどに、
まるで皮革の様に見えます。
でも、皮革に比べると重量が軽いのである程度見分けがつきます。
実際、ペンキの中の成分にも使用されていますが、一般的なペンキと違い、
引っ張ると伸びる発泡性の樹脂なので、柔らかいです。
一般的に合成皮革と言われるのがこのコーティングです。
※劣化するとひび割れ剥がれベトツキが起こる
②ボンディング(ラミネート)
生地の上にポリウレタン樹脂を塗って、さらに上から生地をサンドイッチして、
くっつけた製品です。
接着に使っている、生地の間にある樹脂が風を通さないので、
保温性がありアウターによく使用されております。
※劣化すると、生地がブクブクになったり、剥がれたり浸みだしてきます。
③ストレッチ(カバードヤーン)
要するに、『糸』です。
ストレッチは、よく耳にするフレーズですよね。
綿パンなのに、引っ張ると伸びて体にフィットするパンツに使用されています。
これは、樹脂を糸状にしてその周りに綿糸をグルグル巻きにした、
弾性糸と言われる伸びる糸です。
元々は、肌着や靴下などにおもに使用されていましたが、
90年代から普通の服に使用されるようになりました。
今ではもう、当たり前の様に生地に織り込まれています。
※劣化すると、硬くなって縮んだり、逆に伸びっぱなしになったり、
糸がピョンピョン飛び出てきます。
と、種類や形により色んなトコロに組み込まれています。
決して、フェイクレザー(ポリウレタン製品)がダメだと言う事では有りません。
購入時には、そのお品物の寿命を知っておくと、もしダメになっても仕方ないのだとあきらめもつきます。
価格もお手頃ですので、そのつもりで使う分には問題はありません。
もう、見た目では本物と区別がつかないぐらいですからね。
その内に、もっともっと性能の良い新型が出てきますので、楽しみですね♪
ではでは~。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
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