シャツの襟元の蓄積された黄ばみや黒ずみは早めに取り除いておかないと取れなくなってしまいますよ

シャツやブラウスの襟が黄色くなったり黒ずんでいる場合には油性の汚れをシッカリと取り除いてから黄ばみや黒ずみを取り除きましょう

はい、襟元の汚れですが元々はお肌に擦れる事によって皮脂汚れの様な脂成分が付き、その脂成分が接着剤の様な性質を生地に働きかけます。

因みに「脂」と「油」の違いは「脂」は主に脂肪などの動物性の固形に近い油脂成分の事を言い、「油」は鉱物油や植物油等の液体状の油脂成分の事を言います。

使い分けしにくいですが皮脂汚れは「脂」と書きますので「脂」とさせて頂きます。

と言う訳で、襟部分に付着した脂に空気中の煤やホコリがくっ付いて、生地の繊維に奥深く入り込んでしまう為に黒ずみは取れにくくなってしまうんですね。

おはようございますオノウエです。

ですので襟元の汚れを落とす時に先ず最初に行うべき事は、お洋服にお肌の擦れなどで付いてしまった「皮脂汚れ(脂成分)」を落とす事が重要となります。

 

襟元に付いている油膜である「皮脂汚れ(脂成分)」は先に出来るだけ取り除いておいた方が後に黄ばみ落としや黒ずみ落としの効果が高くなってきます

お洋服の襟元に残ったお洗濯をしても取れない様な黄ばみは、この時点ではもう既に汚れでは無く殆どの場合が黄色い色素が残っている事が多いです。

色素を取り除くのに一番最適なのは、お洋服の場合には「酸素系漂白」です。

最初に皮脂汚れである「脂」を取り除いておけば酸素系漂白を行う事で、生地や色に与えるダメージは最小限にして黄色くなった襟元の黄ばみを取り除く効果を最大に発揮致します。

その時に更に火傷しないぐらいの温度である45度ぐらいのお湯を使って酸素系漂泊を行えば、より一層黄ばみを取り除く漂白効果を発揮致しますのでおススメです。

洗濯機によっては排水ホースが耐熱性ではない場合もありますので洗濯槽にお湯を溜めての漂白は確認が必要です。

先に排水ホースが耐熱性なのかを確認しておかないと、排水ホースがひしゃげてペッタンコになってしまい交換しなくてはいけなくなりますので出来ればバケツ等を使って温水漂白は行いましょう。

今回の襟元の黄ばみや黒ずみも綺麗に取り除く事が出来ました♪

 

もしも襟の黄ばみや袖口の黄ばみが気になる場合はクリーニング屋さんでしか出来ない特殊シミ抜きでスッキリ致しましょう!

ではでは〜。

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クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル

尾上昇
尾上昇
大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。

メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。

メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。

メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。

メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。

”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
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