クローゼット内の環境は外気との温度差で湿度も高くなりシミが再び浮き出やすい環境なのです
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お洋服に付いた取り切れなかったシミが再び濃い色になって浮き出てくる場合には保管環境が原因している事があります
はい、勿論それが100%の原因ではありませんが、保管環境は数ある原因の内でもかなりの部分を占める原因になります。
特に気密性が高く換気が上手く作動していない様な場所ではクローゼットに限らず、外部と内部の温度差が激しい場合にはお洋服のシミに変化をもたらす事があります。
保管している間に部分的にシミが浮き出て来ている場合には、生地や色(色素)にはかなりのダメージが発生している可能性が高いので気が付いた段階で早めの染み抜きを行いましょう。
おはようございますオノウエです。
対策としてはホームセンター等で購入出来る湿気取り等を使って、クローゼット内の湿気を取り除きカビが発生しにくくシミにも影響の少ない環境をコントロールする必要があります。
湿気取りを使用した場合に発生した湿気取りに溜った水の様な成分はアルカリ性の高濃度塩化カルシウム水溶液でありお洋服に付いてしまいますと大ダメージを起こしますので取り扱いには要注意です
以前に湿気取りに溜った水の様な成分がお洋服にかかってしまい、お洋服にシミが出来たので染み抜きをして欲しいとのご依頼をお受けした事もあります。
湿気取りに溜る水はアルカリ性の高濃度塩化カルシウム水溶液です。
塩化カルシウムは冬になりますとよく道路の凍結防止に道路脇に袋に入って置かれて使われているアレですね。
高濃度塩化カルシウム水溶液は特に皮革製品に付いてしまいますと大ダメージを受けてしまいますので、その取り扱いにはお洋服に掛かってしまわない様に十分に注意致しましょう。
今回の普通にお家で洗ってもクリーニング屋さんで染み抜きしてもらっても取れなかった複数個所の黄色いシミは特殊部分染み抜きで綺麗に取り除く事が出来ました。
長期間にお洋服を保管する場合には変化が起きない様に出来るだけ色んな事に注意したいですね。
気になる場合にはクローゼットの中身やタンスや押し入れの中身の整理をしてみましょう。
ではでは~。
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クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。