いつ付いたのか?どこで付いたのか?何年も前のシミと思いますを取りました
生地が傷んで穴が開いていてもシミを取りたいお洋服がある
はい、先日に麻で出来たライトベージュのブラウスのシミを取って欲しいとのご依頼を受けました。
もう既に生地はかなり劣化していまして、一部シミが酷い所では小さな穴が開いている状態でした。
普通なら、酷くなる可能性があるとリスクを説明した段階でしみ抜きを止められるケースが多いのですが、今回は「どうしてもシミ抜きして欲しい!」との事でしたのでお受け致しました。
一部の劣化が激しく触るだけで生地がポロッと崩れてしまう様な状態でした。
しかし!
「何とかして欲しい!」とのご要望でしたので、よほどこのお洋服には思い入れがあるんだと思いました。
おはようございますオノウエです。
もちろんリスクの承諾はして頂いた上ですが損傷は最小限に抑えてのお仕事です!
麻や綿の茶色い古いシミには要注意です
ええ、麻や綿のお洋服に付いた茶色のシミは、大体の場合はシミが出来てからかなり時間が経過して変化したシミが多いです。
要するに生地にもかなりの負担が発生している為に、シミを取る工程の段階で生地が劣化している為に溶けてしまう事もあるんですね。
そうならない様に弱い処理から順番に生地を傷めない様にだんだん強めに処理をしていきます。
途中のしみ抜きの作業行程中にシミが、とある方法で動く事が分かったので他の部分も同様の方法で除去していきます。
何が付いたか分からないシミの場合は、基本通りのしみ抜き作業中にシミが少しでも取れる様な反応をしたらその反応した方法を他の部分にも連続して試します。
それでシミが取れれば後はその方法で取ればいい訳です。
はい、ほとんどキレイに取れました。
よく見ると若干残っているようですが、お受けする前にお話させて頂いたリスクのご了承の範囲内ですので喜んで頂けると思います。
この様な、「ドコで付いたか分からないシミ」や「何が付いたか分からないシミ」や「10年以上前のシミ」でも、リスクのご了承さえ頂ければこの様に何とかなる場合が多々ございます♪
諦めないでご相談下さいね♪
ではでは~。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。