一度でも着用した場合には襟元や袖口には皮脂や汗が微量に付着して後に色に変化を与えてしまいます
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襟元や袖口が白くなってきたら擦れによる色抜けの可能性があり赤っぽくなってきたら皮脂汚れや汗等の影響で変色した可能性があります
はい、今回の染み抜き事例のお品物は春から夏にかけて使用する薄手ジャケットの襟部分が赤っぽく変色したので何とかして欲しいとのご依頼です。
因みに今の寒い時期にこの様な変色のお品物に気が付くという事は、お直し前には現状の様な状態になっていなかったので色の変化に気が付かなかった可能性があるんですね。
おはようございますオノウエです。
という事は、長期保管中に温度や湿度や時間等の変化により今の状態になってしまったという事なんですね。
保管状況が原因で色が変化したお洋服でも特殊技術の「色修正(染色補正)」を行い修正して再び再生する事は勿論可能です
特に汗をかきやすい状況である季節の真夏は勿論の事ですが、逆に室内で暖房の効いた場所にいる事の多い真冬等もお洋服の襟元や袖口の変色が多く起こってしまう条件に当てはまります。
それはほんの少しの時間だけ着用した場合でも汗をかいていないと思っても、目には見えませんが襟や袖口には皮脂汚れや汗は必ず付着しています。
それ以外にも変色の原因としては製造販売された時点から染色の弱いお洋服の場合には紫外線や化石燃料ガスの影響により色が変化したり抜けてしまう事もあるんですね。
今回の事例は明らかに襟元のお肌に付着する部分にだけ線の様に色変化が見受けられましたので着用が原因でのちに保管状況による変色と判断出来ます。
先ずはお洋服を綺麗に洗って油性分汚れや水溶性分汚れと既に傷んでいる色素をシッカリと落とした後で、無くなってしまった色を特殊技術の「色修正(染色補正)」でお直し致しました。
着用の影響で生地が傷んでいる状態が長く続きますと色だけでなく、生地や縫い糸まで時間と共に傷んでしまいますので早めのメンテナンスを心掛けましょう♪
ではでは~。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。