研修を受けて改めてクリーニング業に付いて考えてみた
指定研修
はい、3年ぶりに行って来ましたクリーニング師の研修です。
クリーニング師は洗濯物の処理を行うクリーニングの工場などで、必ずいなくてはならないと法律で定められている存在なんですね。
ええ、実はクリーニング師は国家資格であり、国家試験に合格した者だけが名乗れるのであります。
そして、3年に一回厚生労働大臣の基準による知事の指定の研修を受けないといけない義務があるのです。
クリーニング師とは
先ほども少し触れましたが、クリーニング業を行うには国家資格のクリーニング師が必要なんですね。
しかし、受付のみのお店ではクリーニング業務は行わないのでクリーニング師はいなくてもいいんですね。
でも、クリーニング業務には受付や受け渡しも含まれているので、基本的には受付だけのクリーニング屋もクリーニング師は必要のはずなんですがね。
同じクリーニング店なのにおかしいですね。
はい、クリーニング店の受付では、お客様から様々なお品物をお預かりいたします。
その現状の状態や、クリーニングを行うとどうなるのか?
等のご質問に分かりやすくご説明して、お答えする義務があります。
クリーニング師はその豊富な知識と現場での十分な経験から、様々な事をお答えしたり提案したりする事が可能です。
クリーニングISEYAには現在、僕も含めてスタッフにはクリーニング師資格所有者が3名在籍しています。
あと、クリーニング経験が十年以上のスタッフが5名在籍しておりますので、お客様以上に僕もとても安心です(笑)
改めて本業を考える
今回の研修で、講師の斉藤先生がおっしゃられていた事の中に、
『クリーニング業はコミュニケーション産業である』
との言葉に、改めて気が付きました。
実は、クリーニングに関する消費生活相談の中で一番多いご相談が、今も昔も変わらずに「役務品質」(2015年度は35%)があるのです。
これは、変色やシミや穴あき等の説明不足によるご相談です、こちらは受付の知識レベルが上がってきているので年々減ってきています。
次に多いのが、事故品の賠償等を求める「契約・解除」(2015年度は26%)のご相談です。
こちらは逆にだんだん増えてきております、クリーニングのトラブルによる対応のレベルが、お客様の思っているレベルより低いと言う事ですね。
最後に、コチラも徐々に増えてきております、「接客・対応」(2015年度は23%)のご相談です。
この「接客・対応」は、20年間今も全く変わっていないのが現状です。
(2015年度その他16%)
この結果は、まさにコミュニケーション不足に有ります。
数を沢山扱うクリーニング店では、個々の対応も中々出来ないのかも知れません。
でも、数や価格に関係なくコミュニケーションの取れているクリーニング屋は沢山あります
そういうクリーニング屋が増えれば、嫌な思いをするお客様も減りますし、業界の信用も上がるはずですね。
コミュニケーションが大事
僕たちは、トラブルが起きた場合には、なぜ今回こんなことになったのかの説明をしっかりとお伝えして、どういう方法で元に戻すのか、 あと保管状況についてもお話しをお伺いしながらお話しいたします。
お客様との関係性がシッカリとできていれば、説明すれば必ずわかっていただけます。
そうでない場合でも、ご納得頂けるまでお話をお伺いして説明いたします。
どうしてこうなるのかの経緯も、しっかりと科学的に説明できないと、あやふやな答えではお客様にとってはただの言い訳に聞こえます。
ですので、もちろん自身の勉強も必要ですね。
そんな事を改めて感じたクリーニング師研修でした。
僕もまだまだ勉強不足ですね。
頑張らねば!
とにかくコミュニケーションが取れていればより良い関係性を構築できるはずですよね。♪
ではでは~。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。