本革の革が傷んでしまった長く愛用したジャケットもまだ復活出来るかも知れませんよ
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本革の皮革製品は合成皮革の様に5年で寿命がきたりは致しません
はい、今回お直しさせて頂きましたのは革ジャンです。
かなり気合を入れてお気に入りでヘビロテ状態で着倒していらした革ジャンでして、なんと25年間も愛用されております革ジャンなんですね♪
その革ジャンなのですが当然25年間も着用されていますと、襟元や袖口等はお肌に直接触れて摩擦も起きますのでクタクタのバリバリになってしまいます。
それでも本革の皮革製品は合成皮革の様に5年で寿命がきたりは致しません。
こうして25年間もの長い間着用出来るのは本革製品ならではですよね~
おはようございますオノウエです。
そして今回のお直しで更に長~く着用して頂く為に、お直しと言うよりもほとんど作り変えですね♪
しかし長年時間が経つと皮革も硬くなりひび割れたり破れたりする事があります
摩擦により薄くて柔らかい皮革は硬くなり破れやすくなります。
このままですとドンドン剥がれてしまいますよね。
基本的には本革は直せる様に出来ておりますのでお直しする事でかなりズット使う事が可能になります
袖口と襟元は同じような柔らかさを重視した本革を使い、新たに袖口と襟元の一部を作り直します。
黒い皮革がビンテージ加工され本体と同じような色合いになる様に加工されます。
熟練の職人さんの技はズット見ていても飽きる事のない芸術に匹敵致します
出来上がった新しい袖口の皮革と、襟の部分的な補修を職人さんの手作業により特殊ミシンで取り付けられます。
ちなみに、このミシンは職人さんの使いやすいようにカスタム化された専用のオリジナルミシンですのでこの世に一つだけのミシンです。
道具も自分専用のオリジナルにするこだわりと匠の技はまさに職人さんですよね。
デザインも損なわずさらに長く使う為に実用的に耐えられるお仕事
袖口は完全に新しい皮革を使い、新たに芯地も入れて強化されました。
二重襟の外側部分の襟の皮革が破れていた皮革は、部分的にビンテージ加工された皮革で強化され、内側の襟の皮革は一旦剥がして芯地を入れ直して強化して接着後、擦れる部分には新たにパイピングが施されて強化されました。
ここまで完全に修復いたしますと、時間と労力をかなり要する為に決してお値段は安くはありませんが同じ革ジャンは二度と手に入りませんので、お直ししてこの様に着用出来る様になればこれはまさにプライスレスですよね♪
自分にとって価値のあるお洋服でしたら、修復してまた着たい思いは当然にあると思います。
それがお直ししてまた着る事が出来ればもっと特別な価値になりますよね。
正直、このお仕事はドコでも出来るかと言いますとそれは難しいと思います。
でも僕に言って頂ければ出来るかも知れません♪
もちろん僕にこの様な素晴らしい技術はございませんが、頼もしいパートナー企業であるリペアマイスターの渡部さんにご協力頂きますので可能です!
渡部さん今回もありがとうございました。
皮革製品のお直しでしたらぜひご相談下さいね♪
ではでは~。
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。