ジャケットの襟部分にお肌が直接付いてしまいますと皮脂汚れや汗が微量でも徐々に蓄積致します
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色柄物や濃色生地の襟の色は着用によるスレや汗のダメージを蓄積してお洗濯時に汚れと同時に傷んだ色まで取れてしまいます
はい、前回の襟汚れの染み抜き事例の反対側部分の画像です。
ストライプの色柄物の場合でも襟部分は汗等の影響をかなり受けやすく、お肌とのスレも同時にダメージとして受けてしまいますので色の変化が起こりやすい部分です。
皮脂汚れや汗が微量である場合には最初は目には見えませんが、お洗濯するまでの間隔が空いてしまいますと目に見えて色が変化して仕舞うんですね。
おはようございますオノウエです。
4月も10日を過ぎれば夏に向かって本格的に暑くなってきます。
ですので、気温や湿度も上昇して少しでも着用すれば必ず多かれ少なかれお洋服に皮脂や汗が付着いたしますのでその成分が反応してしまい易い状況になってくるのです。
特に色が変化したり落ちやすいタイミングはお洗濯を行った時ですので長期保管中に色(色素)が受けたダメージが蓄積され傷んでしまい弱っている色(色素)は汚れと一緒にお洗濯により剥がれ落ちてしまいます
お洋服の生地よりも先に先ず傷んでしまう部分は、実は「色(色素)」なのです。
着用中の場合には外的な汚れや皮脂汚れは、生地の色が濃く見える油分による「グリース効果」が色を濃く見せているので色のダメージは確認しずらくなります。
白いお洋服でしたらこの時点で汚れやシミを発見出来ますので分かりやすいですけどね。
色柄物の場合には汚れやシミの油分が光を乱反射させる事により、生地に油が浸み込むと黒く見えるのと同じ現象が起こり人間の目には色濃く見える状態になります。
ですがその汚れやシミの油分のその下にある生地の色は着用によるスレも加味してダメージを帯びておりますので、汚れによるグリース効果が洗浄により取り除かれたと同時に傷んだ生地の色(色素)まで取れてしまい色が無くなって白く見えるんですね。
これが濃色のお洋服の襟や袖部分の色が白けてしまう原因の一つなのです。
特に汚れたりシミが付いたままの状態での長期保管は、皮脂汚れや汗等の変化する影響が原因で色(色素)が破壊されたままの状態が続いてしまいます。
お洗濯いたしますと弱ってしまっている色(色素)は汚れと同じだと洗剤に認識されて、汚れと一緒に流れ出てしまうのでそうなってしまう前に「衣替え仕舞洗い」を徹底いたしましょう!
もしも完全に目見見える状態でもお声掛け下さいね。
その場合にはもしも色が変化してしまっていても、色を元の状態まで復元して近づける技術である色修正(染色補正)で直す事が出来るかも知れませんのでよろしくお願い致します。
ではでは~。
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クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
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