お家でシミ抜きをする時でも『擦る』という行為はノーグッドです!
Contents
お家のシミ抜きで気を付けるポイントは?
はい、実は先日もお洋服を擦ってしまったら、大変な事になりましたと言うご質問頂きました。
『黒いワンピースの汗を取ろうとして、擦ってしまって白くなったけどどうすればいいの?』
ええ、このご質問メチャクチャよくあるご質問です。
そんなお家でのシミ抜きの時に気を付ける重要な事は、たった一つだけです。
はい、おはようございますオノウエです。
それは、
『衣類にダメージがいかない様に、極力気を付けなければならない』
と言う事です。これはプロでも同じですね。
せっかくシミが取れたとしても、お気に入りのお洋服の生地が傷んでしまっては、元も子も無いですからね。
それに、もしお家でシミが取れなくてもプロに任せれば取れるかも知れません。
その時に生地が傷んでしまっている状態ですと、取れるものも取れなくなってしまうんです。
調べたら売ってるみたいですが、お家では使いませんよね(笑)
プロの場合は、生地にシミ抜き剤を馴染ませる為にヘラを付かってスリスリと多少生地を撫でて浸みこませます。
ですので、生地にちょいちょいと薬品を浸透させる為に、撫でると言う行為は致します。
でも、決して物理的な力でシミをガリガリと削り取る事は致しません。
生地にとっても、とっても良くはありません。
生地のダメージは、見えない様にごまかす事は出来ても、元には戻りませんから慎重に致しましょう♪
シミ抜き行動で絶対にやったらアカンやつ
『削る(けずる)』と、『擦る(こする)』 です。
この行為は、衣類に大ダメージを与える危険性があります。
削るとは、例えば消しゴムや、サンドペパーや、メラミンスポンジでゴシゴシしてみるとかです。
擦るとは、ブラシやクシ等の硬いもので、ガリガリするとか言う事です。
両方似たようなもんですが、とにかく物理的ダメージを与えてシミや汚れを取る方法は避けましょう。
シミ抜き行動でしてもエエやつ
『揉む(もむ)』と、『叩く(たたく)』です。
揉むも、叩くも、水や洗剤や薬品を生地に浸透させる、もしくはタオルで挟んでタオルにシミを移すときに有効な手段です。
決して物理的なダメージでシミを取る為にするのではありませんので、お気を付け下さいませ♪
もしも色が抜けてしまったら
はい!
もし、色が抜けて薄くなってしまっても生地のダメージは戻りませんが、特殊技術の色修正により、無くなった色をもう一度入れる事で見えなくする事は可能です。
ですので、もし色が抜けて薄くなってしまっても、諦めずにクリーニング屋にお持ち下さいネ♪
ではでは~
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
-
大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。