水性インクは水性って言うけど水で落ちるから水性なのではありません油性のインクより断然落ちにくいのです
油性のインクより水性のインクの方が衣類に付いた場合は断然落ちにくいのです
はい、先日お受け致しました水性インクのしみ抜きなのですがお話をしていますと、「水性だから水で取れると思って水で取ろうとしたら広がってしまいました！」とのご相談でした。
実は水性のインクは水で取れると勘違いされている方が非常に多いんですね。
でも良く考えてみますと野外で使う水性ペンキは乾いたら雨に打たれても溶けませんよね。
実は水性も油性も乾いてしまえば同じなんですね。
実際には水性も油性も乾いてしまえば同じぐらいと言いますかむしろ水性の方が落ちにくいんですね。
水性インクの水性と言うのはインク自体の製造方法の事なんです。
製造の過程で水を使って作るので水性なんですね。
おはようございますオノウエです。
ですので乾いてしまえばほとんど同じと言う事なんです。
水性インクは乾いたら水では落ちませんお洋服に付いた水性のインクが落ちにくい最大の理由は製造時にあります
水を一切使わずに油のみで色を溶かし込んだものを油性と言いまして、水を使って色を溶かし込んだものを水性と言います。
水性と一口に言っても油も何割か使われている事も有りますので油と水のハイブリッドも有りますが、両方とも水を使っていますのでそれは水性のくくりになります。
油性のインクは製造時に水を一切使用してないから油性。
水性のインクは水を使ってるから水性であり油性の成分を使っていても、製造段階で水も一緒に使っているから水性って事なんですね。
油性の場合は油性のしみ抜きで取れる事が多いのですが、水性の場合に限り既に製造段階で水を使用しているので油だけの油性に比べると色が定着して取れにくいんです。
とここまではあくまでも僕の知識の範疇での想像です（笑）
基本的に本来は用途以外に付いてはイケない物に付いた時にはインクでもペンキでも接着剤でもかなり厄介な代物と言えますね。
という訳で、油性も水性も乾いてしまえばほとんど同じなのですが、水性の方が水を製造段階で使っている分落ちにくいと言う事です。
「水性インクは乾いたら水では落ちませんし落としにくいですよ」
と言う事なのです♪
でも、
今回の水性インクのしみ抜きは先に油性処理を行い時間を掛けた後に再度油性処理をして水で濯いでキレイに落ちました！
お洋服に付いてはイケない物に付いた時には、あきらめて捨ててしまう前に是非シミ抜きの出来るクリーニング屋さんにご相談下さいませ♪
ではでは～
クリーニングＩＳＥＹＡシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーＣＡ／京技術修染会認定修復師／京技術修染会関西地域認定講師／クリーニング師／と複数の専門資格を習得。
メディア：株式会社商業界発行・ファッション販売２０１６年１２月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア：漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第２巻と第３巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア：吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ～男性のための暮らしに役立つ簡単家事術～講座」開催いたしました。
メディア：摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単！キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
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