ネクタイに知らない間に付いていたかなり濃いシミですが取り除く事は可能ですか?
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そもそもネクタイはクリーニングに出してもキレイにならない事が多いのですがしみ抜きが出来るのでしょうか?
はい、店頭でネクタイの染み抜きを持って来て頂いた時に言われますのが、「ネクタイをクリーニングしてもしみ抜きで頼んでも綺麗にならない」とのご相談です。
基本的にはネクタイは非常にデリケートなシルクで出来ている場合が多い為に生地的な取り扱いはお着物と同じ扱いなので、取り扱いが難しくシミ抜きの得意なクリーニング屋さんでしか正直しっかりとシミを取る事は出来ません。
色も生地の性質上薄くなったり滲んだりする事が多く、ダメージも受けやすいので擦り切れたり白っぽく毛羽立ったりも致します。
ネクタイを着用致しますと常にシャツの生地と擦れる状態の上に、お食事の際には一番汚れが付いてしまいやすい場所に存在いたします。
その上にネクタイは毎日着ける割にはクリーニング頻度はメチャクチャ低いんですね。
洗えないと思っておられる方も多くメンテナンスを殆どされていない場合も多くあります。
そういたしますと悪循環が起こりまして、
【擦れる・汚れる・シミが付く事により起こるリスク】
〇色(染料)
擦れにより傷んでしまったり、シミにより酸化してしまい色が抜けたり変色する。
水分が長時間付いてしまった場合の状態が続くくと色が滲んだりする事がある。〇生地(シルク)
汚れやシミが付いたままの状態が続くと虫害に遭いやすいく、シミの酸化により生地が傷んだり、スレ等のダメージにより生地が擦れる事により色が無くなって変色したり生地が裂けたり破れたりする。
と言う様な様々なリスクが発生致します。
ネクタイネクタイは10本ほど揃えて一度着けたらシワが取れるまで同じネクタイは使用しないのが理想
シルクのネクタイはデリケートですのでお気に入りのネクタイは特に休ませてあげましょう。
ブランドネクタイを製造されている方に使用している内に毛羽だった場合の対処法を聞いて見たとろこ、少しの毛羽立ちぐらいならライターでさっとあぶって、細分化(白っぽく見える現象)したシルクの毛羽を無くしてしまうとキレイになるとの事でした。
もちろん焦がさない様に、自己責任でお願いいたしますね。
あとお家ではシルクのネクタイは絶対に洗わないで下さいね。
かなりのリスクを伴いますのでシルクのネクタイをお家でお洗濯する事はオススメ出来ません。
もしもお家で洗ってしまった場合には、対処法としてはネクタイの縫製を一度バラしまして捻れて縮んだ芯生地の修正や交換等を行った後で表の生地の修正に入ります。
ネクタイの修正にはとんでもなく手間が掛かりますので価格も高額になってきます。
一度お家の洗濯機でグルグル回ってしまったネクタイの生地の再生の道は険しく、完全に元に戻す事は難しいです。
間違って他のお洋服に混じってお家で洗ってしまったのなら仕方がないのですが、ご自分でネクタイのお洗濯を考えている場合にはとてもオススメは出来ませんのでお控えくださいませ。
今回ご依頼頂きましたネクタイのシミは綺麗に取り除けました♪
最近はスマホが進化して接写がキレイ過ぎて写真の誤魔化しは全く効きません(笑)
もちろんしみ抜きの出来るクリーニング屋さんでならネクタイは洗えますしシミ抜きも可能ですのでお声かけくださいませ♪
ではでは~。
〇遠方のネクタイシミ抜きのご依頼はコチラ
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【気になるお気に入りのネクタイの染み抜きご相談はこちらまでご連絡くださいませ】
クリーニングISEYAシミ抜き修復師オノウエノボル
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大阪府吹田市五月ヶ丘北のクリーニングISEYA代表オノウエです。TeMA-クリーニングアドバイザーCA/京技術修染会認定修復師/京技術修染会関西地域認定講師/クリーニング師/と複数の専門資格を習得。
メディア:株式会社商業界発行・ファッション販売2016年12月号にて、衣類のお手入れガイドブックを掲載。
メディア:漫画家のふかさくえみさん作「鬼桐さんの洗濯」第2巻と第3巻の表表紙を開けた裏に参考資料として僕のブログである「onouenoboru.com」を掲載して頂きました。
ハッシュタグは「 #鬼桐さんの洗濯 」「 #ふかさくえみ 」 で検索。
メディア:吹田市男女共同参画センターデュオさんにて「プロ直伝 洗濯・アイロンのコツ~男性のための暮らしに役立つ簡単家事術~講座」開催いたしました。
メディア:摂津市男女共同参画センター・ウィズせっつさんの交流室にて「知って得する洗濯豆知識と、簡単!キレイに仕上げるアイロン講座」を開催いたしました。
”3度の飯よりシミ抜きが好き” ”休日はシミ抜き勉強会”こんなクリーニング師をはじめとする熟練スタッフが、お客様の”シミ”をお待ちしています。
お客様に喜んで頂く笑顔が一番のやり甲斐です。『うちのクリーニング屋さん』と呼んで下さい。